シーリング工事

dekiru601建物には地震などで揺れが生じた場合、躯体へのダメージを緩和させるために、目地(ワーキングジョイント)という継ぎ目(溝)を設けています。
建物は温度変化の影響を受け膨張・伸縮しています。
そのため目地という溝を作り、そこに伸縮性のあるゴム状の物質(シーリング)を埋めることで、建物のたわみや歪みに追随し防水性と機密性を確保しています。
また目地部以外にも「サッシ周り」や「外壁材と外壁材の隙間部」、「窓周り」「石張りのタイルの目地部」「バルコニーや屋根などの隙間の部分」などにも防水のためにシーリング材が埋め込まれています。
家の各場所に施されたシーリング材が劣化してしまうと防水性が低下し、外部から水が侵入します。これは家の劣化につながりますので、シーリングは定期的な交換(シーリングの打ち変え工事)が必要になります。

弊社では外壁塗装の前には必ずシーリングの打ち替えをおこないます

dekiru602塗装工事の際には、だいたいがシーリングの上から塗料を塗ることになります。
シーリングが傷んだまま塗装すると傷んだ部分は隠れますがシーリングが傷んだままになっていることに変わりありません。何らかの原因で表面の塗装に損傷があるとそこから水が建物内部に侵入してしまいます。
これを未然に防ぐためにも、定期的にシーリングを打ち替えることは非常に重要になります。
外壁でも低い箇所の場合はお客さまご自身で市販のシーリング材で充填することは可能ですが、高い箇所の充填をスライダー(梯子)等でおこなうのは大変危険な作業となりますので、絶対やめてください。

シーリングの種類と適正な使用箇所について

シーリング材には多くの種類と、それぞれに合った適正な使用箇所適があります。
下記表に代表的な「1成分形のシーリング材」の種類と適正な使用箇所をまとめてみました。

種類

部位

シリコン 変性シリコン
(高モジュラス)
変性シリコン
(低モジュラス)
ポリサルファイド ポリウレタン
室内 浴室内の目地部 相性が良い 施工可能 施工可能 相性が良い 施工不可
洗面台回りの目地部 相性が良い 施工可能 施工可能 相性が良い 施工不可
建具 アルミサッシの回り 施工不可 施工可能 たいへん相性が良い 施工可能 施工可能
ガラスの回り たいへん相性が良い 施工不可 施工不可 施工不可 施工不可
外壁 金物の回り 施工不可 施工可能 たいへん相性が良い 施工可能 施工可能
窯業系サイディング目地 施工不可 施工可能 たいへん相性が良い 施工可能 施工可能
金属系サイディング目地 施工不可 施工可能 たいへん相性が良い 施工不可 施工可能
木質パネルの目地 施工不可 施工可能 たいへん相性が良い 施工可能 施工可能
ALCパネルの目地 施工不可 施工可能 たいへん相性が良い 施工不可 たいへん相性が良い

屋根・

屋上

屋上塗膜防水の下地 施工不可 相性が良い 相性が良い 施工不可 相性が良い
屋上シート防水の下地 施工可能 たいへん相性が良い 相性が良い たいへん相性が良い 施工可能
塩ビ鋼板 施工可能 施工可能 施工可能 相性が良い 施工可能
端末部目地 施工可能 たいへん相性が良い 相性が良い たいへん相性が良い 施工可能
金属製の折板屋根部 たいへん相性が良い 相性が良い たいへん相性が良い 施工可能 施工不可

たいへん相性が良い たいへん相性が良い  相性が良い 相性が良い  施工可能 施工可能  施工不可 施工不可

 

 

シリコン系シーリング材と変性シリコン系シーリング材の違い

「シリコン系シーリング材」はそれ自体が仕上げ材になるため、上からの塗装が塗りにくいなどの特徴があります。アクリル樹脂などと相性が非常に良く、プライマーなしでも施工ができます。
一方「変性シリコン系シーリング材」は空気中の水分や触媒などににより、シロキサンの結合を形成して硬化するシーリング材のことで、耐熱性、耐久性に優れたゴム物質のことです。
主に湿気硬化の「1成分形」と基剤と硬化剤からなる「2成分形」があり、特徴としては変性シリコーン系シーリング材の上から塗装ができます。
主にサッシの面台や下部やサイディングの目地などに用いられています。

シーリング材のモジュラスとは

モジュラスとはシーリング材に伸びや歪みを加えた場合、元に戻ろうとする力のことです。
モジュラス値が低いほど柔らかいシーリング材となり幅の広い目地に使用されています。
概ねシーリング材のモジュラスは3段階に分類されます。

種類

シリコン
低モジュラス 2kgf/cm2未満
中モジュラス 2kgf/cm2 以上4kgf/cm2未満
高モジュラス 4kgf以上
シーリングの打ち替え工程

既存シーリングの撤去

03劣化した既存のシーリングをカッターなどで完全に撤去します。
この作業で一番重要なことは「撤去残し」がないようにしっかりと撤去します。この削ぎ落としをやるかやらないかで、手間がぜんぜん違ってくるのですが、次の工程のプライマーの乗りが違ってきますのでしっかりとおこないます。

プライマー塗付

05シーリングをしっかり密着させるために「プライマー」をハケで塗布していきます。
このプライマーも必ず使用するシーリングに適したものを使用します。
この場合も塗り残しのないようにしっかりと塗布します。

シーリングの充填

08シーリングを満遍なく充填部乗せてゆきます。
このときのコツとしては少し多めにはみ出るくらいに打ち込んでいきます。目地の内部に空洞が出来てしまうとせっかくのシーリングも意味がなくなってしまいます。

ヘラで滑らかに均す

09キリのよいところまでシーリングを充填したら、打ち込んだシーリング材質の表面を滑らかにします。
この場合ただ充填したシーリングを滑らかにするだけではなく、目地の内部に空洞ができないように軽く押さえ込みながらスライドしていくのがコツです。
また青いマスキングテープは目地周辺の汚れを防止するために貼ってあるものでシーリング材の可使時間を待たずにヘラ仕上げの後すぐに剥がします。
シーリング材質が乾いてからでは目地部が綺麗に仕上がりにくくなります。

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