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外壁塗装 耐用年数 (外壁塗装まめ知識)

—親兄弟の建物と思い塗らせていただきます—  

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親孝行し隊 サポートセンター 原里恵です♬(o˘◡˘o)

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■今回は「外壁塗装の耐用年数」についてです

■目次

①耐用年数とは?

②塗料による耐用年数の違いについて

③耐用年数を長くする為には?

④下地処理をしっかり行うこと

⑤三回以上塗りを行う

何かございましたら 原 までどうぞ (^_^)/

外壁塗装の耐用年数は さまざまな要因によって決定します。

 では、耐用年数とは??

外壁塗装における耐用年数とは、塗った塗料がどれくらいの期間に外壁を保護してくれるのか、という次の塗り替えの時期の目安を指す事が多いです。フッ素塗料、シリコン塗料などの耐久性、耐候性が高い塗料ほど耐用年数が長いです。
耐用年数は、シリコン塗料を使うのか、フッ素塗料を使うのかなど、塗料のグレードによって大きく変わりますし(塗料内のシリコン含有率、フッ素含有率でも変わります)、塗装する面がサイディングボードなのか、モルタルなのか、ALCパネルなのかなどの外壁の材質によっても左右されます。また、旧塗料をしっかりと剥がす作業(ケレン)や、目荒らし、高圧洗浄など、外壁の状態を整える作業を行うかどうかで、耐用年数まで外壁が持つかどうかが違ってきます。
外壁塗装は少なくとも数十万円する工事となるので、かかった費用を耐用年数で割り、減価償却をする場合も多いです。
例えば、外壁塗装工事に100万円かかって、その外壁塗装の耐用年数が10年だったとすると、100万円を10で割り、毎年10万円ずつを会計として計上するという事になります。一度に100万円の支出をしたと計算するのではなく、耐用年数で割ることになるのです。

塗料による耐用年数の違い

 

耐用年数を最も大きく左右するのは塗料です。

基本的には高額な塗料ほど、耐用年数が長い傾向にありますが、光触媒塗料や、ナノテク塗料、断熱塗料といった特殊な塗料もあり、一概に高い塗料が耐用年数が長いとは言えません。例えば、断熱塗料に関しては、夏は涼しく、冬は暖かいというように、断熱の機能を重視している機能性塗料なので、必ずしも長持ちするとは限らないのです。

またメーカーによっても機能が変わってきますし、無名メーカーや、業者のオリジナル塗料など、耐用年数が参考にならないものもあります。わかりやすい言い方をすると、日本ペイントや関西ペイントの大手が設定している耐用年数は正確ですが(10年と書いてあればだいたい10年ほどもつ)、悪徳業者などのオリジナル塗料の場合、耐用年数30年と書いてあっても、10年以内に剥がれてきてしまう、と言う事もあるのです。

主要な塗料の耐用年数を塗料別に並べると以下の表の通りとなります。もちろん雨風が多い、海が近いといった天候上の要因や、下地を適切に処置していないなどの工事の不備等で大きく変わります。また、メーカーが設定しているだけで実際にはそこまで耐用年数が長くない、というものもあるので、参考程度に見ておきましょう。ちなみにこれらは外壁用の塗料の耐久性一覧で、屋根塗料は、紫外線等が外壁よりも数倍当たる屋根に使われる塗料なので、耐用年数は外壁よりも短い傾向にあります(外壁用フッ素塗料15~20年、屋根用フッ素塗料8~15年)。

 

★フッ素樹脂塗料 15~20年

★ラジカル制御系塗料 13~15年

★シリコン樹脂塗料 10~15年

★ウレタン樹脂塗料 7~10年

★アクリル樹脂塗料 5~8年

 

耐用年数が分からない塗料もあります

 

フッ素樹脂系塗料や、シリコン樹脂系塗料、ウレタン樹脂系塗料などに関しては、全ての大手塗料メーカーが作っており、材料である樹脂の信頼性は高いと言えます。

しかし、ピュアアクリル塗料、光触媒塗料、ナノテク塗料などに関しては、作っているメーカーが少なく、耐用年数はその少数のメーカーが設定しているだけなので、当てにならないことも多いです。極端な言い方をすれば「これは耐用年数30年の塗料です」と一つのメーカーがいってしまえば、それは耐用年数30年の塗料になってしまうのです。

フッ素系塗料、ラジカル制御形塗料、シリコン樹脂系塗料、ウレタン系塗料、アクリル系塗料の順で価格は安くなっていき、価格が高い塗料ほど耐久性に優れているので、価格と耐久性は比例しているといっても良いでしょう。しかし、価格と耐久性が見合っていない可能性もありますので、よくお調べされることをお勧めいたします。

塗料の耐用年数が経つ間、何もしなくても良いということではありません。先にも述べましたが、外壁は雨や風、紫外線などによって毎日少しずつ劣化してしまっています。その劣化具合が地域などによっても変わりますし、東西南北の外壁が向いている方向によっても変わってきます。

それ故、耐用年数の間、ずっと外壁がもつということではありません。そういう意味もあってメーカーは耐用年数ではなく「期待耐用年数」という少し曖昧な表現をしているところもあります。つまり「これぐらいもったらいいな」「次の塗装はこれぐらい後だな」という期待を込めた耐用年数という事です。

では、耐用年数が来る前にはどのような事を考えておけば良いでしょうか。それは、外壁の「再塗装のサインを見逃さない事」です。外壁を再び塗装する目安は塗料の耐用年数と、実際の外壁の状態に依ります。ヒビ割れ(クラック)や、剥がれ、フクレなど具体的に損傷している場合はもちろん、空気中のチリなどが塗膜表面に付着したり、油っぽい汚れがついたり、錆がつくなどの汚れやコケ、藻、カビが生えるのも再塗装の目安となります。汚れただけでは再塗装の目安ではないのではないかと考える方が多いですが、汚れにくくするという塗装の機能が低下しているということなので、外壁が汚れやすくなった場合は、再塗装の目安の一つと考えて良いでしょう。

ちなみに最も外壁塗装を行った方が良いサインの一つとしてチョーキング現象というものがあります。これは手で外壁をなでたときに、手に白っぽいものがついてしまう状態の事で、塗料が紫外線により劣化して粉状になってしまったものを指します。きちんと塗装されていれば耐用年数前後でチョーキング現象が起こるのですが、下地処理をしていなかったり、適切な塗装を行っていないなど、施工に不具合があると、1年ほどでチョーキング現象が起こる場合もあります。

また、塗料だけでなく、建物そのものにも耐用年数というものがあるのを忘れないでおきましょう。例えば、意匠性が高く人気がある軽量コンクリートのALCパネルの耐用年数はALC協会によると50年ほどといわれていますが、その耐用年数が終わるぐらいの49年目に外壁塗装を行った場合、どのようなすごい塗料を使ったとしても、ALCパネルごとボロボロになってしまう可能性は高いです。その他、屋根材として非常によく使われているスレート板による屋根は耐用年数20~40年ほどといわれています(海からの距離、雨が多い、日差しが強いなど家がさらされる環境によってかなり違いがあります)。

 

耐用年数を長くする為に

 

塗料の耐用年数は様々な要因により簡単に長くなったり短くなったりしてしまうものです。フッ素塗料だから耐用年数が20年とか、シリコン塗料だから耐用年数が15年という事ではありません。もちろん塗料そのもののグレードは大事で、どんなにがんばっても耐用年数5年のアクリル塗料を15年も持たせることは出来ません。しかし、耐用年数を出来るだけ延ばすためにも必要な事がいくつもあるのです。

これから挙げます事柄は基本的な事が多いのですが、出来ていないと、耐用年数を長くするどころか、シリコン樹脂やフッ素樹脂などの良い塗料を使ったとしても、数年でクラックや剥がれヶおきてしまい、また外壁塗装をしなくてはいけないという事にもなりかねないので、しっかりと理解しておきましょう。

下地処理をしっかりと行うこと

 

下地処理というのは業者さんによって指す内容が異なる為にわかりにくいですが、ここでいう下地処理とは、後から塗る塗料がしっかりと外壁や屋根に定着するように行う工事の工程の事を指します。具体的にいえば、旧塗膜をしっかりと削り落とす高圧洗浄、錆や剥がれかかった外壁をそぎ落とすケレン、つるつるで塗料が定着しない場所をあえてやすりで傷つける目荒らし(雨樋、金属製の手すり、金属サイディングボードなどで行います)、などの事を指します。

塗料がしっかりと定着しなければ、どのような高級塗料を塗ったとしても数年で剥がれ落ちてしまうのは間違いありません。例えば、旧塗膜を剥がし残したまま、上から塗装を行うと、旧塗膜が外壁から剥がれたときに塗ったばかりの塗料も一緒に剥がしてしまいます。また、錆や汚れの上から塗装を行っても、塗料は錆の上に塗るようには出来ていないので、塗料がしっかりと外壁や屋根につかずに剥がれてしまうという事もあり得ます。もう一つ例を挙げると、ヒビ割れが酷いのにその上からそのまま塗料を塗ったとしても、すぐに新しい塗料にもヒビが入ってしまいます。ヒビが入ると防水性が落ちて、家の中に水が浸入して、家の寿命を減らす一因となってしまいます。それを防ぐ為、ひび割れがある壁の下地処理では、そのヒビにセメントモルタルやエポキシ樹脂と呼ばれる密着性の高い材料を詰めるなどで埋めて修復します。

先述の通り、塗料そのもののグレードも大事なのですが、しっかりと下地処理がしてあるかどうかも耐用年数を左右する大切な事となります。塗料選びは予算や今後の建物の寿命などを考慮しながら、家族や業者さんと話し合って決めましょう。

三回以上塗りを行う

 

もう一つ、塗料の耐用年数を長くする為に大事なことは、外壁塗装工事の基本中の基本の三度塗りです。外壁塗装工事は仮設足場、養生シートはりなど様々な工程がありますが、外壁に塗料を塗るという工程は全部で三つあります。それが下塗り、中塗り、上塗りの三つで、どのような塗料でも、一般的な家であれば合計三回以上塗るという事が非常に大事です。

日本ペイント、関西ペイントなどの日本の大手塗料メーカーは、ほとんどの塗料が3回以上塗る事を前提に作っています。下塗り用塗料として、シーラー、プライマーなどと呼ばれる「後から塗る塗料がしっかりと定着する為の塗料」があり、その下塗り用の塗料が乾いた上から、上塗り用の塗料を二回塗るというのが一般的な塗り方です。上塗り二回の内、一回目の事を中塗りと呼び、上塗りと分けて考えている業者さんもいますが、基本的には中塗りと上塗りは同じ塗料です。また、波形のような模様を付けたり、夏涼しく冬暖かくするため(断熱という)に三回以上塗って分厚い塗膜(厚膜)を作る場合がありますが、二回以下と言う事はほとんどありません。

手抜き業者や、知識が乏しい業者は、塗りの回数を減らして経費削減を行います。そうすると、耐用年数まで塗膜(塗料を塗った面に出来る保護膜)が持たずに数年で外壁がボロボロになってしまうのです。塗った直後は綺麗に見えるため、家主が手抜きに気付かずに、数年後、外壁が剥がれだして初めて手抜き工事をされたことに気付きます。そうならないためにも、三回塗りはしっかりと工事中に確認してください。

 


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