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鉄部の塗装工事について♪

*親兄弟の建物と思い塗らせていただきます* -これが私たちの想いです-

親孝行し隊 サポートセンター 原 里恵です★

 

本日は、鉄部の塗装工事についてお話いたします(*^_^*)

鉄部塗装は、長期修繕計画でも一般的には最初に実施するもので、必ず行う工事のため必須の項目となっていますが、いろいろ注意点があるにもかかわらず、余り注目されていません。
スチール製品は、一般的に5年以内に再塗装が必要とされています。
マンションでは鉄骨階段、玄関扉、パイプシャフト、階段手摺、などに多くのスチール製品が使用されています。
そして塗装作業のみで塗替えの出来る部位に関しては5年以内の塗替えが行われている様ですが、足場の必要となるバルコニー手摺等は大規模修繕工事のみの再塗装が多く、腐食も進行している場合が多いようです。

特に外部雨かかり部分のバルコニー手摺や共用廊下手摺の支柱腐食は、住民の安全に関わる問題であり早めの補修工事が必要になります。
最近のマンションではアルミ製品が多く使われていますが、築年数の古いマンションではスチール製品も多く見られます。
腐食の進行した手摺では、今後の補修費用とアルミ製品への取替費用の両面から検討する必要も出てきます。
入居者または近隣の安全という観点からも補修または取替かという点で、予算配分を含めた管理組合での十分な検討が必要です。

 

鉄部塗装の方法

対象部位を全面塗装する「塗り替え」が一般的な施工方法です。
入り組んだ場所・細かい箇所などは刷毛塗りとし、広い面上ではローラー塗りとします。
また、工程としては、ケレンを行った後、①錆止めの下塗り、②中塗り仕上げ、③上塗り(仕上げ)の3工程で行うのが一般的です。

「タッチアップ」という方法もありますが、これは全体としては良好な塗装面に局部的な傷、汚れなどある場合に刷毛などで部分塗装する工法の事を言います。

一般的な鉄部塗装では、弱溶剤のウレタン系樹脂塗料が多く使われていますが、玄関扉枠などの塗装の場合アレルギー体質の入居者を考慮し、水性系のウレタン樹脂塗料を使用するケースも稀にあります。
また、屋上・廊下・バルコニーのルーフドレイン(鋳鉄製)に対してタールエポキシ樹脂塗料などを使用します。

改修上のポイント、その他注意点

鉄部塗装を施工するにあたっては、主に次の点に注意して実施します。

【飛散防止】
現場での吹付け塗装は避けて刷毛・ローラー塗装とします。
そうする事で殆ど飛散の心配はありませんが、マスキングや床の養生は確実に行ってから塗装に入ります。

また、鉄骨階段の塗装の際には全体に仮設足場を設置し、電動工具を使用した際のケレンカス・塗料の飛散防止、または落下物などの対策のため全面をネット養生します。
施工中の階は非常時を除き一時的に通行が出来なくなりますので、施工の管理者の指示に従って頂く様お願いします。

【臭いの対策】
鉄部塗装用の塗料は弱溶剤系のウレタン樹脂塗料が一般的ですが、 溶剤系の塗料やシンナーを使用するため臭いや刺激臭が発生する事があります。
特にマンション共用廊下内では玄関扉・パイプシャフト・ 消火栓ボックス等の塗装の際には注意が必要で、匂いに敏感な方やお子様などからクレームが発生することがあります。

作業の際には予定の日時の告知を行い、出来るだけサッシや玄関扉などを締めて頂くようご案内したり、玄関枠塗装の際には防錆材入の仕上げ材を使って塗装回数を減らすなどの対応を行います。

【ケレンの重要性】
鉄部塗装の工程で特に重要な要素はケレン作業(錆落とし)ですが、この作業内容によって塗装の仕上がり・耐久性に大きな影響を及ぼします。
ケレンには、旧塗膜の状態により1種から4種ケレンまで仕様が決められています。
塗装面の傷・錆・汚れなどの付着物を皮すき・ワイヤーブラシ・ペーパーあるいはディスクサンダーなどを使用して除去し、表面を平滑にする事によって塗装面の仕上がりを良くする効果があります。

【錆止め】
錆止めとはケレン作業完了後の素地に下塗りするもので、余り注目されていませんが錆止め剤の選択・塗布量・回数によって機能、耐久性に違いが出てきます。
一般的には錆止め1回塗りですが、特に発錆が進行していたり一部腐蝕が発生している場合、部分的に2回塗りを行う事が有効です。

 

 

 

 

 

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