セメントに骨材(砂・砂利)と水を加えて練り固めた人工石で、コンクリートは強アルカリ性を示し、縦にかかる力(圧縮力)には強く、横にかかる力(引張力)には弱い特性があります。
一般的に鉄筋コンクリートとして認知されています。
これまでコンクリート構造物は、半永久的で、メンテナンスは不要と考えられてきました。特に道路橋は往々にして塗装しないものとみなされてきました。
しかし、使用条件・環境条件によっては、機能に支障をきたし、劣化や耐久性低下が生じ、更に近年になって環境との調和や美装のニーズがますます高まり、維持管理の重要性が改めて認識されています。
日本を代表する設計士の隅研吾氏はコンクリート構造物は竣工と同時に劣化が始まると述べておられます。