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その雨漏れ、「火災保険」使えるかも?適用条件とポイントを解説!

その雨漏れ、「火災保険」使えるかも?適用条件とポイントを解説!

雨漏れは突然起こるもの。

原因は様々ですが、ゲリラ豪雨や台風など、自然災害が増えてきている昨今では、

災害が原因で突然雨漏れが起きるケースも多くなってきています。

そのため、修繕費を事前に準備しておらず、放置している・・というお話も良くお聞きします。

 

雨漏りは、入居者の方にも迷惑がかかるだけでなく、建物の耐久性にも関わってくるため

早期の対応が必要になります。

ただ安くはない修繕費用…、そんなときに保険を適用し少しでも費用を軽減できれば、オーナー様の負担も少なく住みますよね。

 

今回は、火災保険が適用できる雨漏れの条件や、注意点をご紹介します。

 

前回は突然やってくるやっかいな雨漏れについて、応急処置やその後の対応についてお話ししました。

前回のコラムはコチラ「突然の雨漏り!どうすればいいの?」

雨漏りの原因によっては火災保険が活用できる場合があります

雨漏りの原因によっては、その修理費が火災保険の補償適用内となる可能性があります。

火災保険の適用には様々な条件がありますが、

一般的には風災や水災など「自然災害による雨漏り」の場合に適用される場合があります。

 

火災保険というと火事などで住宅に損傷があった場合のみを想定してしまいがちですが、

自然災害で雨漏りが発生した場合にも適用されます。

 

自然災害 … 大雨や台風、強風、雹など

 

自然災害の認定は保険会社から派遣される鑑定調査人が行います。

火災保険がおりるかどうかは加入している保険会社に確認してみましょう!

 

☑ポイント

※水害は含まれないと書かれている火災保険がほとんどなので注意しましょう。

雨漏りは「水害」ではありません。水害とは洪水・高潮・土砂崩れなどのこと。

 

申請には期限がある??

保険法95条で、雨漏りなど住宅に

ダメージが起きて3年以内に申請しないと無効になると規定されています。

 

たとえ、風災によるものだとわかっていても時間が過ぎると

経年劣化として扱われる可能性が増えてしまうので、

火災保険が適用できるように早めに修理をすることがポイントになります。

 

ご自身の保険証券を今一度熟読してみてください。

 

今一度、加入している火災保険がカバーしている範囲や

支払いの最低金額から最高金額までチェックしてみましょう!

 

『自然災害による雨漏り』

・台風により屋根がはがれて雨漏りした

・暴風や積雪によって雨どいが破損し雨漏りした

 

しかし、雨漏りには自然災害が原因とは限らないケースも考えられるので

最終的には保険会社の調査で判断されます。

必ず保険は支払われるとは限りませんが、保険対応内なら申請してみましょう。

 

『その他の原因による雨漏り』

・建物の老朽化が進んでいた部分が、台風で破損した雨漏り

・築浅物件の雨漏り

・リフォームやリノベーション後の雨漏り

 

自然災害がきっかけであったとしても、

元々建物の老朽化が進んでいた場合には、

災害が原因ではなく経年劣化が原因だと判断される可能性が高いです。

 

『新築・リフォーム後のの物件で雨漏り発生した場合は施工ミス』

新築や築浅の建物、リフォームやリノベーション後の雨漏りに関しては、

災害が原因ではなく高確率で施工不良が原因と考えられます。

多くの場合施工会社の責任となり、修理費用を自身で負担することにはならないでしょう。

まずは、施工会社に連絡しましょう。

 

『10年以上経過した物件の雨漏り』

経年劣化が原因と言えますので、

工事業者に依頼して自己負担で修理してもらう必要があります。

放置しておくと、破損個所が広くなり費用が高くなる可能性があります。

早めの調査を行いましょう。

 

火災保険料はいくら負担してもらえるのか?

雨漏りが火災保険の適用内と判断されれば、修理代金をすべて保険で賄えるケースもあります。

 

ただし、火災保険にも補償される金額の上限や下限があります

契約内容をよく確認してくださいね。

 

一般的に、火災保険の適用金額は20万円から高くても100万円ほどが平均的ではないでしょうか。

保険会社の契約内容により変わります。

「下限20万円」などの設定がある場合には注意が必要で、

仮に自然災害であっても15万円分の損害しか発生しなければ、

火災保険の補償適用外となってしまいます。

 

一戸建て・分譲マンション・賃貸物件で、

それぞれ修理工事費用の請求先が異なるので注意が必要しましょう!

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回は雨漏り火災保険を適用する合は下記に注意しましょう。

 

・雨漏りの原因は災害で壊れたのか

・加入中の火災保険に「風災・ひょう災・雪災」が入っているかどうか

・補償額の上限・下限の確認を!

 

いつ起きるかわからない災害による雨漏れ。

火災保険が適用されれば、皆さんの負担も少なくなります。

日々の修繕費が少しでも軽減されれば、こんなにうれしいことはありませんよね。

 

マツミでは雨漏りの診断や、火災保険申請のサポートなど

ちょっとしたお困り事でも、お気軽にご相談ください!


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